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自宅で国際交流!留学生の応援しませんか?

「日本のホストファミリーになって、我が家で国際交流してみませんか?」

この言葉を聞いた時、皆さんはどんな情景を思い浮かべますか?

「自分の自宅でホストファミリーができるの?」と不思議に思った方や、「どうやったらホストファミリーになれるの?」と疑問をお持ちの方、そして、「なにそれ?」「やってみたい!」と興味津々な方々もいることでしょう。特に、在学生や卒業生のみなさんなら、ワクワクするようなイメージが膨らんでいるのではないでしょうか?

今回は、私の「ワークライフスタイル」つまり、仕事や生活のスタイルについて、特に仕事と趣味をミックスしたような「ホストファミリー」としての現在の生活と役割、そして、働きながら国際交流することについてご紹介したいと思います。

大学卒業後、様々なライフイベントを経て、今の仕事に出会うまで

大学卒業後、貿易事務の仕事を5年ほどしていました。英語を駆使しながら、輸出入に関する輸送手配をメールで指示する毎日。残業も多く、同じような作業の繰り返しに仕事に対する違和感が日に日に大きくなってきたのです。

女性は結婚、妊娠、出産、育児など、たくさんのライフイベントに直面しますが、キャリア形成とこれらのライフイベントの両立には不安はつきものです。私自身も不安を抱える一人でしたが、結婚を機に退職しました。

それでも、働くことを諦めたわけではありません。「モノ」ではなく「人」と深く関わる仕事や、生きた英語や多言語に触れることができる仕事を見つけたいと考え、新しいことに挑戦しようと決意したのです。

そこで、母校のキャリアセンターで活躍する杉本さんに相談し、自分の職業に対する希望を話したところ、現在の就職先である「ホームステイ?イン?ジャパン(株式会社ネクステージ)」をご紹介いただきました。

主な業務内容は、弊社に登録しているホストファミリーと、日本でのホームステイを希望する外国人ゲストをマッチングさせて、ホームステイの入居前から退去後まで一貫してサポートすることです。

具体的には、ホストファミリーの新規開拓から始めて、ホストファミリーの自宅環境や希望ゲストのニーズを聞き取り、外国人ゲストのホームステイ申込み後に、お互いの希望や条件に合わせてマッチングさせ、ゲストの紹介、入居前のオリエンテーション、そして入居後や退去前後のサポートまでを行います。

結婚後間もなく妊娠し、出産と育児が重なったため、最初は一人目の子どもが1歳の時にパートとして働き始めました。約1年後、そこからもっと責任のある仕事がしたい、直接ゲストやホストファミリーと関わる側の立場で働きたい、という思いが芽生え、正社員へとキャリアアップを果たしました。

仕事をしながら寄り添い方やコミュニケーションの重要さを学ぶ

仕事内容で難しいと感じるのは、まず相手が一人の『人』であるということです。ホストファミリーや外国人ゲストは様々な性格を持ち、それぞれの生活も感情も異なります。日本人だけでなく、様々な国籍の方と接する中で多様な価値観に触れることがあり、それによって自身の感情が揺さぶられることもあります。

それでも、その一つ一つの事象に人間味があってとても面白いのです。一人一人と真剣に関わり、ひとつひとつ対処していくことが、この仕事をする上での醍醐味だと思っています。

ライフスタイルも十人十色で、様々な生活や習慣があります。まったく異なる背景を持つ人々とのマッチングですから、日常的なトラブルや個々のストーリーが生じるのは当然のことなのです。

周りの先輩方の対応を見ていると、ホストファミリーやゲストの立場に立って親身に話を聞く姿勢や、適切な会話の進め方、相手に合わせたコミュニケーションスタイル、言葉の選び方など、先輩方の所作には学べることばかり。対話の仕方や私たちが向き合う姿勢によって、相手の気持ちがどれだけ変化するのかを日々目の当たりにしています。

ホストファミリーとしての喜びと成長

仕事のかたわら、私はホストファミリーとしても外国人留学生を受け入れています。そのきっかけは、私自身も学生時代から国際交流が大好きだったからです。語学習得だけでなく、外国人と異文化を共有し、理解し合うこと、そして語り合うことが、本当に自分らしくいられる特別な時間なのです。

学生時代に長期の休みを利用して語学留学した際に、アメリカ人のホストファミリーの家に滞在しましたが、日常生活において快適な環境を提供してくれたり、週末にはどこかに遊びに連れて行ってくれたりなど、大変お世話になりました。

一緒に過ごした日々の思い出は、今でも宝です。彼らにお世話になった経験から、何か恩返しをしたい、私もホストファミリーとなり、日本語の勉強に励む留学生を応援したいという気持ちが仕事を通じて高まり、働く上での原動力ともいえるかもしれません。

ホストファミリーになって本当に心から良かったと思うことは、まず、外国人ゲストと衣食住を共にする中で、食文化や習慣、風習、宗教などの違い、異なる国で育った価値観の違いをお互いに共有し、認め合うということについて理解が深まったことです。

2つ目は、私自身だけでなく、家族や子どもたちにとっても、様々な言語や肌の色が異なる人々と交流することで、人種的な偏見がなくなり、世界観や視野が広がり、人生が豊かになっていると実感できることです。

そして、彼らが母国へ帰国してもSNSを通じたつながりが維持され、家族や友人とともに再来日した際には再会を喜びあい、彼らの国を訪れた際にはお勧めの場所を案内してもらうなど、年月が経っても日本での思い出は色褪せず、国境を越えた交流が続いています。

ホームステイの魅力

あなたが海外留学でホームステイしたときと同じように、彼らも同じ感覚や気持ちを抱いています。はじめは生活習慣や文化の違いに戸惑うこともありますが、同じ屋根の下で、数日間から数ヶ月、数年と、衣食住を共にし、生活することで、自然と情も芽生え、国境を越えたかけがえのない家族の一員となります。

ゲストもホテルのような部屋や食事より、むしろ日本家庭の日常の雰囲気を体感することを期待していることが多いので、普段の生活では無理をせず、家族の一員として、自分たちも自然体でいることを心がけています。

最近では、シェアハウスでの滞在や民泊を選択する方も増えていますが、家庭でしか味わえない日本の家族の温かみは特別です。何気ない日常の会話?暮らしを味わいながら、関係を築いていく時間も本当に充実していて貴重な時間になります。

また、同じ年代のゲストが滞在すれば、社会情勢についての意見交換、将来の夢、恋愛や家族の話などに花が咲きます。お酒を飲める年齢であれば、夜遅くまで語り合ったりしながら、本音で向き合い、仲を深めることもあります。これらの経験は本当に忘れられない思い出になります。

国際交流の輪を広げよう!

在学時の情熱や気持ちは、今でも健在です。海外に行っても、外国人に話しかけられても、臆することなく接すること、外国人を見かけたら、積極的に会話をして国際交流すること、これらは、学生時代に培われた自分の強みであることを自覚しています。

SALCの建物でイエローソファにいるときは、母国語禁止のルールがあり、日本人も留学生も外国語での会話をしなければなりませんでした。それを当たり前のように楽しんでいました。

また、多くの外国人留学生が在籍していたので、日本語チューターとして登録したり、ウエルカムパーティーに参加したりすることで、外国人と関わりたいという意欲がある人は自ら動くことで積極性が磨かれたと思います。KUISは、そういった交流や語学習得に対する意識の高い学生が多かったことも印象的でした。

自ら行動し、「挑戦してみたい!」と思えば、その環境が整っており、道しるべが示されていました。本当にKUISの素晴らしいところだと思います。大学にあるリソースや活動を活かすのは自分次第!

海外留学や海外旅行をしなくても、自宅で多言語に触れ、国際交流を楽しむことができます。これらを日常生活に取り入れているのが現在のライフスタイルです。仕事とホストファミリーと国際交流を組み合わせながら、家族も楽しみ、そして、日々異なる文化について理解を深めています。

是非、卒業生をはじめ、在学生のみなさんにも、貴重で充実した日々を過ごしてほしいと思っています。興味のある方は、是非、当社のウェブサイトをご覧いただけたら幸いです。

2011年卒業
国際言語文化学科 ベトナム語専攻
墨谷 皇呼
ホームステイ?イン?ジャパン(株式会社ネクステージ)
https://homestay-in-japan.com