ビジネスリサーチ

NEWS ニュース［国際ビジネスキャリア科］

2017.11.21

現在、日本国内の企業数は400万社以上に上るといわれています。一体どのような職業、仕事内容が世の中に存在していて、そしてどのような職業、業務が自分に適しているのだろうか。

国際ビジネスキャリア科では、例えば、毎回さまざまな企業の商品やサービスについて研究することで、企業の戦略やマーケティング、ビジョン、そしてその企業と社会の関わりについて知り、簿記や株などについて学ぶことで企業の成り立つ背景について知ります。

このように、さまざまなビジネスシーンで役立つ知識やスキルを身につけることはもちろん、企業について多角的方面から学ぶことで、企業や社会の仕組みについて総合的に理解を深めます。

それと同時に学生自身が、自分の長所や適性、能力をしっかりと理解できるよう、さまざまな自己分析方法を用いて、自身の過去?現在?未来とじっくり向き合い、卒業後にどのような自分でありたいかを明確にし、キャリアデザインしていきます。

ビジネスに関する知識とスキルを学び、そして自己理解を深めることによって、今後の人生により多くの選択肢と可能性を持って、道を拓いていくことができます。

「ビジネスリサーチ」という授業の中で、2年生は今学期、ペアを組み、数週間に渡りお互いインタビューを繰り返し、パートナーについて記事を書きあげるという課題に挑みました。

学生たちはインタビューを始めた当初は、クラスメイトとはいえ、お互いに心の内までは話せなかったり、パートナーが伝えたいことの奥深くまで汲み取ることができなかったりしました。しかし、回数を重ねるごとに相手に対する理解が増していき、お互い心を開いて話せるようになりました。

書き上げた記事は、11月から12月にかけて、ペアごとにクラスメイトの前で発表していきます。約2年間ともに過ごした仲間たちへの新しい気づきに、涙する学生たちの姿も。

今回の課題を通じて、学生たちは相手を知ることの喜び、誰に分かってもらえることの安心感、他者との良好な関係の構築の仕方、距離の保ち方について知ることができました。そして自分一人では気づけなかった「自分」について知るという大きな収穫を得ました。